無敵の人(予備軍)日記

2022年8月時点では、Quoraに書いた文章の転載先として開設しました。無敵の人の成り立ちを描きたいと思います。

毒親持ちの人が環境も周りの人間関係も恵まれないのはなぜですか(毒親持ちで毒親に似た性格の人などが近づいてくるなど周りの人間関係も恵まれないとか理不尽すぎる)?

大多数の(毒親に育てられていない)人は、変な人・危険な兆候のある人を察して避けるんです。ところが、毒親に育てられた人は、まず最初に出会う人間である親が、その変な人、危険な人そのものだったから、それが当たり前になってしまっていて「逃げないといけない」と気づくことが出来ないんです。

一方、逆サイドに立って、変な人・危険な人の側から考えてみると、大多数の人間が自分を避けていなくなる一方で、何をしても逃げない、受け入れる人間がいることになります。こうなると、必然的に、その逃げない人間に依存したり、利用したりすることになります。

毒親に育てられた人の周囲にも、普通の人も、いい人もいると思うんですよ。ただ、そういう人は、その人(毒親持ちの人)を選んで関係を持つ動機は無い。一方、変な人・危険な人のそばには、珍しい逃げない人間しか残らないので、その逃げない人間と関係を持つことになるし、その貴重な人間を繋ぎ止めようと画策することすらある。このような選抜が働いた結果、恵まれない人間関係になる傾向があると思います。

逃げていいんですよ。むしろ逃げるべきです。私はそう伝えたい。

初出:2021年3月20日